2008年08月30日

EPSON PM-A900 (続き)

カウンタリセットしたので、廃インクタンクを取り換えるため分解します。
この間ちらっと見た感じでは、分解がめんどくさそうだな~と思ってはいたのですが・・・。やってみましょう。

まずはスキャナ読み取り部分の取り外し。
ヒンジ部分のバネに気を付けてください。
EPSON PM-A900 (続き)

ここから前面のパネルを外してみました。液晶周りがツメでとまってます。そうするとネジがあるので外してください。
EPSON PM-A900 (続き)

次に大変なのが・・・ヘッド周り。
この機種は、インクタンクが前面にあり、ヘッドまでパイプでインクを送ってきてます。
EPSON PM-A900 (続き)
なので、ヘッドにはノズルが6本も入ってきてます。これにフラットデーブルがびっしりこびりついてます・・・。
ネジを3本外し、ツメを外して・・・、下のスポンジが見えるまで、ヘッドを分解して行きます・・・。


突然ですが、「・・・これ以上は無理っス」
ここから先の分解をあきらめました。ガーン


理由としては、ヘッドがロックされているんですがそのギミックがよく分からない。
見えるところにないので、分解した状態で電源を入れてヘッドを動かしてみたのですがどこかで機械的にロックされているらしいです。
とりあえずスポンジ類は外してお掃除。
カビみたいなものも取れました。

今回の目的としては廃インクタンクの吸収体の交換(写真の後ろに移っている油取り!)だったのですが、本体の一番下にあるということが分かったので、車のオイルパンの要領で、下に穴をあけて、普段はゴム栓などでふさいでおいて、あふれ出す前に、そこから吸い出す方法に切り替えたほうが、後々同じ作業があったとしても簡単に行える気がしたのです。(言い訳)

それにしても・・・。
「設計者呼んでこーい。こんなとこまでパイプでインクを引っ張ってきてどーする、パイプの中のインクだけでA4の写真印刷ができそうな量だぞ!目詰まりも起こしやすそうだ。おまけに、分解して分かったのですがこいつ起動するたびポンプを動かしてヘッドクリーニングをかけてます。そりゃインクの無駄遣いでしょう!」
つまり、こういった仕組みです。
「インクをパイプでヘッドまで送るので目詰まりしやすい構造です。なので、起動するたびヘッドクリーニングして目詰まりを防ぐ・・・。廃インクタンクはすぐいっぱいに・・・。おそらく何も印刷せずに、起動・終了を何回も繰り返すだけで、廃インクエラーが出ます。エプソンの根性見たり!」

でも、一般ユーザー的には分解なんかしないので、構造を気にしないかもしれない。
よくよく考えてみると前面にインクタンクあるほうがカッコイイかもねー。インク交換のたびにガバっとプリンタ開くのもどうかと思うよね。



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Posted by ブログ人 at 17:19│Comments(7)バラシ
この記事へのコメント
ですよね~~

インクの場所が悪すぎる^^b
確かに・・・パイプの中のインクたくさんありそう。。。
これを見ると、あまりお勧めできる機種では無さそうですねw
Posted by 記憶の旅人M at 2008年08月30日 17:48
プリンター面白い!

パソコンに比べて、分解する機会なんてほとんどないプリンターなので興味津々でしたよー。
しかし、私もこれはどうかと思った。かなり強引な設計ですよね。
Posted by 猫使いN at 2008年09月02日 15:52
ヘッドの構造、インクの位置には、ちゃんと意図があります。
以下に詳しい、記事がありますので読んでみてください。
ttp://arena.nikkeibp.co.jp/tokushu/gen/20050715/112832/index15.shtml
Posted by とおりすがり at 2008年09月10日 11:40
>とおりすがりさん

どうもはじめまして。
教えていただいた記事ですが、分解する前に読んでました。なかなかああいった構造は何か意図がないと思いつかないでしょうね。

ただ、この意図が成功したかどうかは甚だ疑問を感じざるを得ないでしょうね。だって、実際大きいし使いにくいし、インクは多く消費するみたいだし…。EPSONも新しい機種は従来の方法に戻しているみたいですしね。

でも今のままのインクジェット複合機の構造がBESTだとは思いません。まず大きさがでかすぎるし、インクカートリッジの交換方法なんてホントめんどくさいです。そこに目をつけたEPSONさんはエライと思います。

もっといい方法が見つかることを期待して、メーカーも試行錯誤を繰り返して製品をリリースしているんでしょうね。いろんなものを分解していると、そういう「意図」みたいなものが発見できるので面白いです。
また面白いものがあれば分解していきますので、このブログもちょくちょく見てやってください。
Posted by チュン at 2008年09月10日 13:45
初めまして。
記事読ませていただきました。
僕もPM-A900を使っているのですが、廃インクのパッドが一杯になってしまい動かなくなりました。
インクのカウンターリセット方法を教えていただけないでしょうか?
宜しくお願いします。
Posted by やっさん at 2009年03月21日 23:04
実はこのプリンタって詰め替えインクを使う際には絶対にドライバを更新してはいけない、
純正のカートリッジでも、リセッタでカウンタをリセットしてあっても、エラーで動かなくなる
プリンタに付いていたVOL1.0のCDに収録されているドライバでは純正以外のチップの付いたカートリッジでも問題なく使えます。
先日うっかりOSを飛ばした時CDがめっからなくてしょうがなくHPから落としたら全く駄目だったけど、CD見つけて古いのに更新したら問題なく使えるようになった
Posted by e2 at 2009年11月10日 02:30
PM-A900ですが、実はインクカートリッジに純正以外の永久チップとか付いていると廃インクタンクのカウンタが異常にあがるのでは?と言う疑問があるみたいです。
あと、HPに上がっている最新版ドライバは純正以外のインクカートリッジが付いていると印刷を拒否する様になっています。(元から付いている古いドライバに入れ替えると問題なく印刷出来る)
トラップ満載のプリンタです。
でも実は欧州仕様にはこういったギミックが搭載されてないようです。(法的に禁じられているそうです。)
Posted by err at 2010年03月15日 13:45
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